クレームの構造について

ポイント!
クレームは独立クレームと従属クレームから構成される。
・一般に従属クレームは独立クレームの改良発明という位置付け
出願後の特許庁での審査で工数を削減するためにも従属クレームを作成すべき

 独立クレームと従属クレーム 

・クレームは必ず独立クレーム従属クレームのどちらかに分類される。
「請求項○に記載の・・・」と記載されていないクレームは独立クレーム
「請求項○に記載の・・・」と記載されているクレームは従属クレーム
・一般にクレームは以下の構造をしている。

【特許請求の範囲】
【請求項1】(独立クレーム)
AとBとCを有する△△。
【請求項2】(請求項1の従属クレーム)
Dを有する請求項1に記載の△△。
【請求項3】(請求項1〜2の従属クレーム)
Aがaである請求項1又は2に記載の△△。
【請求項4】(請求項1〜3の従属クレーム)
Bがbである請求項1から3のいずれかに記載の△△。

・例1:独立クレーム1つ、従属クレーム3つの例
・例2:独立クレーム4つの例

 従属クレームの意味 

<前提>
「AとBとCを有する食品包装用フィルム」との発明を考案した。
同時に以下の3つの発明も考案したと仮定する。
追加発明1:「更にDを加える」と効果が高くなる
追加発明2:「Aをaにする」と効果が高くなる
追加発明3:「更にDを加え、且つ、Aをaにする」と効果が高くなる(=追加発明2と3の組み合わせ)

この場合、以下の2つの方法でクレームを記載することができる。
<方法1>
【請求項1】(独立クレーム)
AとBとCを有する△△。
【請求項2】(独立クレームで追加発明1に該当)
AとBとCとDを有する△△。
【請求項3】(独立クレームで追加発明2に該当)
aとBとCを有する△△。
【請求項4】(独立クレームで追加発明3に該当)
aとBとCとDを有する△△。

<方法2>
【請求項1】(独立クレーム)
AとBとCを有する△△。
【請求項2】(従属クレームで追加発明1に該当)
Dを有する請求項1に記載の△△。
【請求項3】(従属クレームで追加発明2に該当)
Aがaである請求項1に記載の△△。
【請求項4】(従属クレームで追加発明3に該当)
Aがaである請求項2に記載の△△。

→「請求項○に記載の」と記載することで、請求項○の内容を組み込むことが可能。
→発明が複数ある場合は、可能な限り<方法2>の従属クレームの形で記載することが一般的。
(<方法1>でクレームを記載しても問題はない。)

<補足>
方法2の【請求項3】と【請求項4】は以下のようにまとめることができる。
【請求項3】
Aがaである請求項1に記載の△△。
【請求項4】
Aがaである請求項2に記載の△△。

【請求項3’】
Aがaである請求項1又は2に記載の△△。

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