サポート要件について

ポイント!

・複数の先行技術を組み合わせて本件のクレームなる場合は進歩性がない可能性がある。

 サポート要件とは 

・通常、実際の実験系を一般化してクレームに記載する。
・クレームに記載された範囲全域に渡って、その効果を発揮することが一般に理解できる場合はそのクレームはサポート要件を満たしている。
・一方、クレームに記載された内容全域に渡って、その効果を発揮することが一般に理解できない場合はそのクレームはサポート要件を満たしておらず、特許権にならない。
・化学系の発明は結果が予測しにくいことから、化学系のクレームでサポート要件違反がよく指摘される。
・化学系の発明でサポート要件違反を指摘されないためには、様々なバリエーションの実験結果を実施例に記載しておくべき。


【実際の実験系】
ポリエチレン系樹脂(熱可塑性樹脂の1種)と銅フタロシアニン(青色着色剤の1種)と酸化チタン(白色着色剤の一種) を含むフィルム

■効果
食品に混入した場合でも識別可能であり、かつ製膜性に優れる。

【クレームの記載(一般化された記載)】
熱可塑性樹脂と青色着色剤と白色着色剤を含むフィルム

どんな熱可塑性樹脂、青色着色剤、白色着色剤を使用しても、上記の効果が発揮されることが明細書全体から
−理解できる・・・サポート要件を満たす
−理解できない・・・サポート要件を満たさない

更新日:

Copyright© Techlogate , 2021 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.